*1623年 All's Well That Ends Well『終わりよければすべてよし』ウィリアム・シェイクスピア
■乙女のストーカー的純愛
■舞台はフランス、イタリア
<主要登場人物>
●母親 前ロシリオン伯爵夫人
●息子 バートラム 現ロシリオン伯爵
●父 故人 名医
●娘 ヘレナ 孤児
●母 キャピレット未亡人
●娘 ダイアナ
<あらすじ>
孤児ヘレナはロシリオン伯爵夫人の世話になっており、
その息子バートラムに片思いをしている。
バートラムはフランス国王に仕えるためパリにいるが、
フランス国王は不治の病に苦しんでいた。
ヘレナは名医だった父の薬を持ってパリへ行き、
「失敗したら死を、成功したら望みの配偶者を」という条件で国王に薬を飲ませる。
完治した国王は礼としてヘレナに指輪を与えた上、
ヘレナの希望通りバートラムに結婚を命じる。
しかし身分違いの結婚など考えられないバートラムはヘレナに
「わが指輪を手に入れ、わが子供を身ごもらない限り、結婚は認めない」
という手紙を残してフィレンツェへ逃げる。
ヘレナがフィレンツェへ追って行くと、
バートラムがダイアナという女性に求愛していることを知る。
ヘレナはダイアナとその母親のキャピレット未亡人に事情を話して協力をあおぐ。
女性陣の計画通りダイアナはバートラムを自分の寝室に誘い、
「ベッドインの条件として指輪の交換をしたい」と言う。
こうしてダイアナにはバートラムの指輪が渡り、
バートラムにはダイアナの指輪(実は国王がヘレナに贈った指輪)が渡る。
ベッドインするが、
バートラムが抱いたのもダイアナではなくすり替わったヘレナである。
バートラムがパリに戻って国王の前に行くと、
バートラムのはめている指輪が自分がヘレナに贈った指輪であることを指摘される。
そこにダイアナ母子が、
バートラムの指輪を持ち、バートラムの子を身ごもったヘレナを連れてくる。
負けを認めたバートラムは国王の前でヘレナへの愛を誓う。
国王が「終わりよければすべてよし」と宣言して幕。
◆元ネタは、ボッカッチョの『デカメロン』第3日第9話
◆シェイクスピアの生前には上演された記録がない。
◆名台詞 ヘレナ→ダイアナ母子
「終わりよければすべてよし。終わりこそつねに王冠です。
途中はいかに波風立とうとも、最後がすなわち名誉です」
フランス国王の病気を治すヘレナ
褒美として片思いのバートラムを選ぶヘレナ
ヘレナを拒絶するバートラム
ダイアナに恋するバートラム
フランス国王の前でヘレナに屈服するバートラム
■乙女のストーカー的純愛
■舞台はフランス、イタリア
<主要登場人物>
●母親 前ロシリオン伯爵夫人
●息子 バートラム 現ロシリオン伯爵
●父 故人 名医
●娘 ヘレナ 孤児
●母 キャピレット未亡人
●娘 ダイアナ
<あらすじ>
孤児ヘレナはロシリオン伯爵夫人の世話になっており、
その息子バートラムに片思いをしている。
バートラムはフランス国王に仕えるためパリにいるが、
フランス国王は不治の病に苦しんでいた。
ヘレナは名医だった父の薬を持ってパリへ行き、
「失敗したら死を、成功したら望みの配偶者を」という条件で国王に薬を飲ませる。
完治した国王は礼としてヘレナに指輪を与えた上、
ヘレナの希望通りバートラムに結婚を命じる。
しかし身分違いの結婚など考えられないバートラムはヘレナに
「わが指輪を手に入れ、わが子供を身ごもらない限り、結婚は認めない」
という手紙を残してフィレンツェへ逃げる。
ヘレナがフィレンツェへ追って行くと、
バートラムがダイアナという女性に求愛していることを知る。
ヘレナはダイアナとその母親のキャピレット未亡人に事情を話して協力をあおぐ。
女性陣の計画通りダイアナはバートラムを自分の寝室に誘い、
「ベッドインの条件として指輪の交換をしたい」と言う。
こうしてダイアナにはバートラムの指輪が渡り、
バートラムにはダイアナの指輪(実は国王がヘレナに贈った指輪)が渡る。
ベッドインするが、
バートラムが抱いたのもダイアナではなくすり替わったヘレナである。
バートラムがパリに戻って国王の前に行くと、
バートラムのはめている指輪が自分がヘレナに贈った指輪であることを指摘される。
そこにダイアナ母子が、
バートラムの指輪を持ち、バートラムの子を身ごもったヘレナを連れてくる。
負けを認めたバートラムは国王の前でヘレナへの愛を誓う。
国王が「終わりよければすべてよし」と宣言して幕。
◆元ネタは、ボッカッチョの『デカメロン』第3日第9話
◆シェイクスピアの生前には上演された記録がない。
◆名台詞 ヘレナ→ダイアナ母子
「終わりよければすべてよし。終わりこそつねに王冠です。
途中はいかに波風立とうとも、最後がすなわち名誉です」